2026/01/22

ミノキシジルの塗り薬とは?効果と使い方、市販薬と処方薬の違いを解説

ミノキシジルの塗り薬は、ドラッグストアでも手軽に購入できることから、内服薬よりも始めやすいとして人気を集めています。また副作用においては内服薬と比較して全身への影響が少ないため、初めてAGA治療を検討する方にとって取り組みやすい選択肢といえるでしょう。

この記事では、ミノキシジルの塗り薬の発毛メカニズムから正しい使い方、注意すべき副作用、市販薬と処方薬の違いまで、安全で効果的な薄毛治療を始めるために知っておくべき基本知識を詳しく解説します。

ミノキシジルの塗り薬とは?内服薬との違い

(編集部作成)

ミノキシジルの塗り薬は、AGA(男性型脱毛症)の治療に用いられる外用薬です。頭皮に直接塗布することで発毛を促進する効果が期待できます。手軽に購入できる市販薬も多く、多くの方に利用されています。

内服薬全身に作用する
塗り薬(外用薬)塗布した部位にピンポイントで作用する

内服薬は全身に作用するため、体毛が濃くなるなどの副作用が現れる可能性がありますが、塗り薬は頭皮に直接塗布するため全身への影響は限定的です。また患部に直接塗布する外用薬という特性から、症状が気になる場所を日々意識しながら治療が出来ますので、AGA治療には大切な治療継続のモチベーションにつながります。

ミノキシジルの塗り薬に期待できる2つの発毛効果

ミノキシジルの塗り薬が発毛効果を持つ仕組みは、主に「頭皮の血行促進」と「毛包細胞の活性化」によります。

効果1|頭皮の血行促進

ミノキシジルは頭皮に塗布すると、毛包周辺の毛細血管を拡張、血流を増加させると考えられています。これにより髪の成長に必要な栄養や酸素が毛根部まで十分に届くようになり、発毛環境を整えることが可能です。

効果2|毛包細胞の活性化

ミノキシジルにはもう一つ、毛包内にある毛母細胞・毛乳頭細胞・幹細胞を直接刺激する事で、休止期の毛包を成長期へと移行させる働きがあります。これにより、新たな髪が生えやすくなり、既存の毛髪も太く強くなるのです。

さらに、毛包細胞の増殖・分化を促進する事でAGAにより短縮してしまった成長期のヘアサイクルを本来の期間へと改善していきますす。その結果抜け毛が減り、ヘアサイクルが正常化することで「発毛+育毛」両方の効果をもたらします。

ミノキシジルの塗り薬の使い方

ミノキシジルの塗り薬の効果を引き出し、安全に使用するためには、正しい使用方法を守ることが非常に重要です。以下のポイントを毎日の習慣にしましょう。

使い方1|頭皮を清潔にし乾かした状態で使う

ミノキシジルの成分を頭皮にしっかり浸透させるためには、塗布前の下準備が大切です。皮脂や整髪料などの汚れが毛穴に詰まっていると薬の浸透を妨げるため、まずは洗髪して頭皮を清潔な状態にする事が大切です。シャワー後やお風呂上がりの使用が最も効果的です。

また、頭皮や髪が濡れていると薬の成分が水分で薄まり、効果が弱まる可能性があるため、ドライヤーで頭皮と髪をしっかりと乾かしてから塗布するようにしましょう。

使い方2|1日2回、決められた量(通常1ml)を塗布する

ミノキシジルの塗り薬は、決められた用法・用量を守ることが大切です。効果を持続させるため、一般的に「朝」と「夜」の1日2回使用することが推奨されています。薬の効果を最大限に発揮するためには、血液中の有効成分の濃度を一定に保つ事が必要となりますので、12時間毎に患部に塗布する事が理想的な使用方法となります。

また薬剤を定められた容量を超えて使用する事は副作用のリスクを高める事となりますので絶対に避けて下さい。使用に際しては薬剤に付属の計量器等を毎回使用し1mlの使用量を必ず守るようにして下さい。

使い方3|指の腹で優しくマッサージしながら塗り広げる

薬をただ付けるだけでなく、薄毛が気になる範囲に正しく塗り広げることが重要です。またミノキシジルの効果を十分に発揮させるためには、薬液は髪の毛ではなく頭皮に直接塗布する事も大切です。頭皮に手を使って塗布する際は爪は立てずに指腹などを用いて小さな円を描くように症状が気になる部位に塗り広げて下さい。

使用後は、手に付着した薬液を石鹸でしっかりと洗い流してください。

ミノキシジルの塗り薬を使用する際の注意点3つ

ミノキシジルの塗り薬を安全に使用するためには、いくつかの注意点を理解しておく必要があります。ここではその注意点を3つ紹介します。

注意点1|十分乾燥するまで触れない・洗い流さない

ミノキシジルの効果を十分に発揮させるために、塗布後は自然乾燥させるのが基本です。ドライヤーの温風を当てると成分が変質したり、効果が薄れたりする可能性があるため避けましょう。薬液が乾くまでの時間には個人差がありますが、一般的に20分〜40分程度かかります。

その間は横になったり、帽子をかぶったりすることは避けてください。また、ワックスなどの整髪料を使用する場合は、ミノキシジルを塗布して頭皮が完全に乾いた後につけるようにしましょう。

注意点2|副作用が出た場合は使用を中止し医師に相談する

ミノキシジルは医薬品であり、副作用が起こる可能性があります。特に多いのが、塗布した部分に生じる皮膚症状です。

▼主な副作用

  • 頭皮のかゆみ、赤み、発疹
  • フケ、かぶれ、乾燥
  • 毛のう炎(ニキビのようなもの)

これらの症状は、薬液の基剤であるプロピレングリコールやアルコールに対するアレルギー反応が原因であることが多いとされています。もし、このような皮膚症状が現れたり、悪化した場合は、直ちに使用を中止し、速やかに医師に相談してください。

また稀ではありますが、頭痛、めまい、胸の痛み、急激な体重増加といった副作用も報告されています。これらの症状が出た場合も、すぐに使用をやめて医療機関を受診することが重要です。

注意点3|初期脱毛が起こることがある

ミノキシジルの使用を開始して2週間から1ヶ月後くらいに、一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」という現象が起こることがあります。

これは、ミノキシジルの作用によって乱れていたヘアサイクル(毛周期)が正常化する過程で起こる、いわば「髪の毛の入れ替わり」です。古い髪の毛が、新しく生えてくる健康な髪の毛に押し出されることで発生します。

抜け毛が増えますと驚いて使用をためらわれる事があるかもしれませんが、この現象は通常数ヶ月内には回復する一時的な副反応にすぎませんので、自己判断で中断せず、まずは治療を継続することが大切です。ただし、3ヶ月以上経っても抜け毛が減らない、あるいは悪化するような場合は、他の原因も考えられるため医師に相談しましょう。

関連記事:「AGA治療で起こる初期脱毛とは? 抜け毛が増えるメカニズムや最小限に抑える方法を解説

ミノキシジルの塗り薬はどこで買える?市販薬との違い

ミノキシジルを配合した塗り薬は市販でも購入が可能ですが、濃度や成分が異なります。

市販薬処方薬
購入場所ドラッグストア、ネット通販AGAクリニック、オンライン診療
ミノキシジル濃度最大5%6%以上(6%~15%程度も可能)
医師の診断なし(薬剤師の説明あり)あり
その他成分基本的にミノキシジル単体浸透を高める成分や抗炎症成分などを配合可能

市販薬はドラッグストアなどで誰でも手軽に購入できる一方、適応の有無などを自己判断して使用するため効果が期待しにくい傾向があります。処方薬は、医師が頭皮の状態や薄毛の進行度を診断して適切な配合の薬剤を処方するため、より高い発毛効果が期待できると言えるでしょう。

なお、ミノキシジルの塗り薬は、誰でも使用できるわけではありません。持病のある方、妊娠中または授乳中の女性、高齢者などは、使用前に医師に相談することが推奨されます。ご自身の健康状態を考慮し、医師と相談の上、使用するかどうかを判断するのが適切です。

ミノキシジルの塗り薬ならSDHクリニックがおすすめ

ミノキシジルの塗り薬はオンライン診療の「SDHクリニック」でもご相談が可能です。

予約から診察、薬の受け取りまで、すべてがオンラインで完結なので、誰にも顔を合わせることなく、ご自身のプライバシーを完全に守りながら治療を進められます。

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まとめ|ミノキシジルの塗り薬は正しい使い方を守ろう

ミノキシジルの塗り薬は、頭皮の血行促進作用と毛母細胞を活性化させる作用によって発毛作用を促すAGA対策に大変有効な外用薬です。内服薬と比較して副作用のリスクが低く、薄毛が気になる部位にピンポイントでアプローチできる特徴があります。

効果を最大限に引き出すには、清潔で乾燥した頭皮に1日2回、決められた用量を正しく塗布することが重要です。塗布後は自然乾燥させ、副作用が現れた場合は速やかに使用を中止して医師に相談しましょう。また、治療開始初期に起こる初期脱毛は正常な反応であり、継続することが大切です。

市販薬は手軽に購入できる一方、処方薬はより高濃度で個人の状態に合わせた配合が可能です。ミノキシジル塗り薬でのAGA(男性型脱毛症)治療を検討している方は、まず医師に相談し、自身の症状や頭皮の状態を正しく診断してもらった上で、適切な治療法を選択することをおすすめします。

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参考文献

監修者:SDHクリニック